青島ミゴグラス株式会社
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PVB 対 EVA

Sep 26, 2023

PVB(ポリビニルブチラール)とEVA(エチレン酢酸ビニル)はどちらも合わせガラスに使用される中間膜の一種ですが、性質や用途が異なります。 PVB と EVA の主な違いは次のとおりです。

 

・構成:PVBはポリビニルアルコールとブチルアルデヒドから作られる熱可塑性樹脂、EVAはエチレンと酢酸ビニルから作られる共重合体です。

-透明性: PVB は優れた光学的透明性と透明性を備えているため、自動車のフロントガラスなど、視認性が重要な用途によく選ばれています。 一方、EVAは透明度がやや低くなる傾向があり、やや黄色味を帯びることがあります。

・密着性:PVBは密着性に優れており、ガラスとの密着性が良好です。 強力で耐久性のある接着を形成するため、ガラスが粉々になった場合でも無傷でいることが必要な安全用途に適しています。 EVA は優れた接着特性もありますが、一般にプラスチックや金属などの他の材料に対してより強力な接着を提供します。

-吸音および紫外線吸収: PVB は EVA よりも優れた吸音特性を備えており、騒音伝達を低減するのにより効果的です。 PVB はまた、UV (紫外線) 放射線の吸収を改善し、太陽光線による色あせや損傷に対する保護を強化します。 EVA にはある程度の UV 遮断特性がありますが、この点では一般に PVB よりも効果が劣ります。

- 加工: EVA は PVB に比べて加工温度が低いため、特定の用途での作業が容易になります。 熱と圧力を使用して加工できるため、オブジェクトを封入したり、合わせガラス内に装飾要素を組み込んだりするなど、さまざまなカスタマイズ オプションが可能です。 PVB は処理に高温を必要とするため、通常は従来の合わせガラス用途に使用されます。

-用途: PVB は、自動車のフロントガラス、建築用ガラス、その他の安全ガラス用途に広く使用されています。 優れた光学特性、耐衝撃性、および破損したときにガラスの破片を保持する能力が高く評価されています。 EVAは、太陽電池の封入、装飾ガラスパネルの作成、プラスチックや金属シートのラミネートなど、ガラス以外の材料への接着が必要な用途によく使用されます。

 

PVB と EVA のどちらを選択するかはアプリケーションの特定の要件によって決まり、両方の材料には合わせガラスの分野でそれぞれ利点があり、適切な用途があることに注意することが重要です。